チャパリータです。



“一本差し”



誰もが一度は耳にしたことがあると思います。
現代における一本差しは、初心者がよくやるシェークの持ち方で、一般的に良くないとされる持ち方を指します。



しかし、60年代後半から70年代初頭にかけて活躍した世界チャンピオン、長谷川信彦がこのグリップであった事から、当時一世を風靡した事があったようです。
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このラケットは当時のYASAKA製の貼り上がりラケット。
当時の古いYASAKAのケース欲しさに購入し、一緒についてきた品です。
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見てお分かりの通り、エンドが斜めにカットされています。
これ、実はこういう仕様なのです。いわば“一本差し対応”グリップ。
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一本差しは手の腹にグリップの角が当たるのですが、この角が無いだけでまぁストレスが少ないです。
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こんな感じ。
もちろん、普通の持ち方であっても、不備は殆どありません。
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良い悪いは別として、メーカーが出す製品にまで影響を与えるほど、長谷川信彦という選手のカリスマ性が高かったのでしょう。事実、日本の世界チャンピオンの中でも、「シェーク」「ロビング」「一本差し」と、数々のユニーク性を持った選手でした。



現在の既製品でも、エンドのメーカーエンブレムに気を付ければ、誰でも簡単に出来る加工です。
多様性が認められつつある現代では、粒や異質の特異性は薄まってきているように思います。人と一緒が嫌なそこのアナタ、この加工で一本差しに挑戦してみてはいかがでしょうか?












以上!!