チャパリータです。
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日本を代表する超有名選手Xiaこと我らがシモから修理の依頼をもらった。
どうやら長年愛用しているチャンポンロンの上板をやっちまったらしい。


もう長い事使っているから、上板の状態も安定してるし、本人もラバー貼りやチャックの取り扱いには十分慣れていると思っていたのだが…。どうやらここ最近、自身のレベルに限界を感じ、用具に可能性を見出してラバーをとっかえひっかえしていたのが原因と思われる。
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ひどい…。
新体連の全国が間近であるため、試合はどうするんだ?と聞くと「このラケットの方が余裕で大事です」とのこと。


分かる…、分かるよシモ…。


そりゃあ現役バリバリの時期の大きな大会前に同じ状況になったら悩んだと思うが、彼は既にそうではない。むしろ長年苦楽を共にしたラケットが壊れてしまうかもしれない状況の方が耐えられない事だろう。


自分も以前は単板を使用していたから良く分かる。このラケットが壊れてしまうことなど想像したくない。考えたくない。そういった中で自分は最もいい状態だと思える時期を感じてはラケットを新調してきた。まぁ自分はいわゆる“選手”ではなかったからそれが出来たのだが。


シモがこのラケットにそそぐ想いは並々ならぬものだと思う。
おそらくは、他人に触らせたくもない事だと思う。数日間預けるなんてもっての外。
そんな中、自分を信頼して預けてきたからにはシッカリと修繕を施してやりたいところだ。
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まずは小さなささくれと表面の簡単な研磨も含めて目の細かいやすりで撫でる。
黒い溝が見えている部分が木が持ってかれた箇所。黒く見えるのは、印刷の文字が削れて細かな黒いカスが入り込んでいるため。
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ブロアーでカスを飛ばし、隙間に残った接着剤のカスをブラシで丁寧に除去し、下処理が完了。
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溝を埋めるパテは少し特殊な物を使用します。
といっても、わかる人には分かってしまうと思いますが…。
このような場合、自分は木工用パテは使用しません。溝が小さかったり、細かったりする場合、木工用パテでは充填した箇所がすぐに取れてしまう事があるためです。
また、木工用パテは水に弱いため、ラバー貼り替え時に接着剤の水分で徐々に弱まってきてしまう場合が多いからです。
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隙間に流し込んで、完全に乾くまで待ちます。




今宵はこの辺で。











以上!!!