【-第38回-キャリーハイハイ】

 チャパリータです。レベルを問わず選手として活動していた時期のある方なら、誰しもがその後の人生を大きく左右する試合、とまでは言わずとも、ココロに残る勝負の一つや二つはあるものです。そうでしょう? 今宵はそんな話。


 去る3月19日、私はTACTIVEさんが主催する大会に出場いたしました。
 この試合はWRM高田馬場が後援する卓球イベント「SPiN ON!」のコラボイベント。ダブルスオンリーという試合形式ならではのトライアルとして、“SPiN ON! で卓球を始めたビギナー数名が経験者と組んで出場する”といった狙いもあったりと、私のような一端の業界人としては感慨深い内容の試合なのでした。SPiN ON! の名を冠するだけあって、“昼間の体育館で開催されるオフィシャルな大会でDJがスピンする”という画期的な試み、今後も全力で盛り上げていきたい所存です。



 せっかくなので、私は気心の知れた仲間に片っ端から連絡し、当日の参加者を募ることに。その結果、5組10名もの大量確保に成功。しかし当日、蓋を開けてみると「平日開催+ダブルス形式」というハードルはなかなか高かったようで一般の参加者がほとんど集まらず、予定のレベル別開催は断念。結果、みんな仲良く全9ペア総当たりリーグという何ともな展開に。もし自分が5組のペアを召喚していなかったら、大会そのものが成立していなかったカモ…などと想像し、その時点でもはや“責務は果たした!”という充実感に包まれていました。



 かくして幕を開けた9ペア総当たり戦。その実態はほぼ身内(ビギナー含む)。それぞれが所属チーム等のしがらみや年齢・実力さえも関係なし。純粋に今日一日の卓球を楽しむ者のみで構成されたリーグ戦。考えるだけでワクワクしてきませんか?



 私はかねてより公言してきましたが、正直いって「勝ち負けに固執する卓球」があまり好きではありません。楽しく卓球できればそれで充分、いやそれが一番の望みだったりします。そのせいもあって、本音のところ試合にもあまり出たくないのです。



 しかし草卓球界での活動=特定のチームに所属するということは、“ある程度の実力や一定数の試合出場が必須条件“というのが現実です。となると、ビギナーがチームに所属して試合に出場するまでの敷居はとってもとっても高いのが実情。最初から最後までエンジョイピンポンで成り立つ試合なぞ私の人生において過去に一度もありゃしなかったのです。ゆえに「試合」なのでしょうが…。



 それがこの日の試合は違っていたのです。一応は公式の大会であるにもかかわらず、対戦相手は知った顔ぞろい、それもぶっつけ本番の初ペアリングぞろい。試合をする以上は勝ちを目指して頑張るのですが、それ以前にもうずっとenjoyの予感パねえ!という状況なんですな。



 部長として臨んだ中学時代の新人戦、たった一度だけ経験した県大会などなど、想い出として残る試合もありますが、この日の試合こそ我が卓球人生におけるキャリアハイ。最も望んでいた形の試合だったのでした。
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私は単と10年ぶりにペアを組んでなんと優勝!2位3位4位も知った顔(笑)。この日のような試合が人生であと何回経験できるのか…。